注文住宅は全てを一から作りますので、工事費の内訳の中には様々なものが含まれています。工事費に含まれるものと含まれないものがありますが、業者によってはオールインワン価格として契約額以上には費用がかからない営業方法を採用している場合もあります。通常では本体工事や地盤調査、申請手数料や諸経費が含まれていますが、建物周囲にある附帯工作物や給水設備などはそれぞれに内容が異なってきます。外構に関しても含んでいる場合がありますし、逆に別途費用がかかる場合もありますので、見積書の内容はしっかりと確認することが大切です。
建売住宅では全てがセットで購入できますので、見たままの状態で契約することが可能です。外構も作られていればその分はもちろん販売価格に含まれているため、建売住宅が買い求めやすい理由の一つとなります。注文住宅では建物以外にも外構などで費用がかかりますので、工事費に含まれていない場合には資金の確保が必要になります。土地を購入して注文住宅を新築する際には、建築協定の有無も確認する必要があります。
建築協定があると塀を作れなかったり樹木を植える必要があるなど、外構にかかる費用が割高になることもありますので確認しておく必要があります。一般に建築協定や法律との関係は業者側で調査するものですから施主は何もする必要はありませんが、工事費に関しては関わり合いがありますので、条件に関しては把握しておくことが大切です。注文住宅は本体工事以外にも費用がかかりますので、見積書はしっかりと内容を精査する必要があります。