注文住宅を新築する際には施主が希望通りのプランを作れることに魅力を感じますが、張りきりすぎて空回りしたり自分の意見ばかり押し通そうとする人が多いのが特徴です。施主は希望のプランを設計者に伝え、設計者はその条件に従い最善のプランを計画しますが、設計者はデザインだけではなく機能性を考慮したプランを重視するのが特徴です。長い間生活していく場ですから機能性や快適性を重視しなければいけないため、優先順位が施主とは異なるのが基本です。互いの考え方を理解しながら進めていく必要がありますが、施主の希望が強すぎるとプランがまとまらずに失敗してしまうケースが多くなります。
設計者に投げ出されてしまうと良いプランを作ることはできませんので、設計者のプランを尊重しながら希望を伝えることが大切です。注文住宅は自由に設計できますが、法律の基準は守ることが前提となりますので、できることとできないことが必ずあります。施主が設計者のプランを尊重しないと、設計者は法律の中で施主の希望のみを重視したプランを計画してしまう事態が起こります。そうなると素人である施主の考えるプランでは失敗する可能性が高くなります。
注文住宅は自由に設計できるとはいってもプロである設計者の意見は尊重し、理解しながら進めていくことが大切です。素人からすれば簡単にできそうなことでもプロにとっては問題外ということも多々ありますので、自分の考えを押し通さずにお互いが良い関係を保つことが大切です。
